第4章 花【進撃の巨人/エルヴィン】
それを確認すると、エルヴィンは刺激を送るのを止める。ゆっくり体をの足元へと移動し、のベルトを外す。ゆっくりズボンと下着を床に落とした。流石に着衣のまま下を弄るのは自身が辛いと判断したからだ。
荒い息を整えながら解放された下半身を見られないように足を閉じる。
「ほら、足を開きなさい」
その声に背筋へ電流が流れ、足を開かずにはいられなかった。既に濡れたそこから液体が垂れるのが分かる。見られていると思うと恥ずかしくて目を開けていられない。
の太ももにエルヴィンの手が這う。太ももを掴むとゆっくりと太ももの間に顔を埋め、垂れた液を舐め取る。
「ひっ! だ、だめです! そんなの汚いです!」
「まさか、されたことが無いのか?」
は必死に頷いた。
そんなにエルヴィンは口角が上がる。まさか自分が初体験の男になれるとは思っても居なかった。それを喜ばない男は居ないだろう。
「お前の始めてを、俺にくれないか?」
「……ほんと、ずるいです……そんな事言われたら断れないじゃないですか……」
断れない事を分かっていて言っている事は理解している。でも、言わずにはいられない。恥ずかしくて堪らない。
「私に愛を教えてくれているのはエルヴィンさんが始めてなので! 始めてはもう差し上げていますので!」
恥ずかしさと悔しさで言い放った。赤が真っ赤になるのが分かる。穴があったら入りたい。太ももにある大きな痣も見られている。胸にある傷跡も、足の至る所にある傷跡も全て見られている。晒している。それがどんなに恥ずかしいか伝えられない。でも、それを見てなお抱こうとしてくれているのが嬉しくて堪らない。
「お前は本当に」
自分の思い通りに事が進まない。どんな手段も取ってきた自分が、たった一四歳の少女に翻弄されている。その事実が楽しくて嬉しい。巨人の研究に没頭するハンジの気持ちが少しだけ分かった気がする。
「堪らないよ」