第3章 騎士と犯罪者

本当にかぶりつくと言った表現が正しいと思う。
ジュジューッと痛い程に吸い付いたグレンさんに体を縮こませる。

「あぅ！ひいっ、ぁ…」

引き攣った声が喉から上がると、グレンさんは我に返ったように吸う力を緩めた。代わりに癒す様にゆっくりと優しく、私の割れ目を舐め始めた。

「ん、ぁ…」

ヒダの一つ一つを丁寧に舐め上げ、私の反応を探る様な目を向けてくる。その目がとても鋭くて、私の僅かな変化も見落とさない様にと獣が獲物を観察する目。そんなグレンさんの強い瞳にもゾクゾクしてしまう。

舌先が私の敏感な部分に触れた。

「あんっ！だめぇ」

ビクンと大きく体が揺れる。
鼻にかかる甘い声が私の口からもれた。するとグレンさんが何度も赤く色付いた芽を舌で転がし始めた。

「ひぁっ」

ジュルジュル、ズズッと音を立て私の下部を舐め回し吸い上げるグレンさん。その荒々しさは獣の様で、食べられてしまいそうだ。でも、それがグレンさんだと思うと怖く無かった。

「あっ、あっ、グレンさ、グレンさんッ」

はぁはぁ、と荒い息遣いが腿へとぶつかる。

信じられない、グレンさんが私の大事なところを舐めてるなんて…

「あの、き、汚いです、よ…」

「んっ、ふぅッ、汚く無い、君は、君は全てが綺麗だ…んんっ」

ジュジュッと強く吸われて、キャァと小さな悲鳴を上げてしまった。何とか達してしまいそうになるのを必死に堪える。

「っ、はぁ、はぁ」

「…、可愛い」

堪えたのに、うっとりと好きな人に自分の名前を呼ばれて可愛い、と言われるとゾクゾクッと震えが身体中を走り…駄目だった。

「は、はふっ、や、やぁ、もっ…」

グリッと舌が膣の入口へと差し込まれた。そしてグレンさんの鼻の頭でクリトリスを擽られる。

「駄目なの、駄目ぇ…」

ガクガクと体が揺れる。私の限界が近い事を察したグレンさんが、私の秘芽へ唇を押し付けた。そしてそこを吸い上げながら、舌先でチロチロチロと何度も刺激したのだ。

「ん、やっ、あぁッ！！」

堪えきれずスカートの上からグレンさんの頭を押さえ込む。背中を丸め、硬直した私は体をガクガクと震わせた。呼吸も出来ずにハクハクと唇を動かす。

きっと私の秘部からは蜜が沢山溢れているに違い無い。グレンさんは私が達している合間も、蜜を全て搾り取ろうとするかの様に吸い上げ喉を鳴らしていた。