第23章 オトメゴコロ。

しのぶとも笑い合う甘露寺を見つめながら心の中で小さく呟く。


甘「よしっ！！頑張って恋しましょう！！
私と杏ちゃんは想いを伝えるわよー！！」


『はい。頑張りましょう。』


おー！！、と拳を高く上げる甘露寺に合わせて杏も軽く拳を上にあげる。


そしてそのまま甘露寺はﾋﾞｼｯ、としのぶを指差す。


甘「しのぶちゃんはまず恋することを考えなくちゃね！！まずはそこからよ！！」


し「…はい。頑張ってみます。」


しのぶも困ったように微笑みながらも小さく頷く。


杏（これでしのぶさん、少しでも生き残ることに前向きになってくれるといいけれど…。

私たちには幸せになる権利がある。
これまで命を落としてきた者たちのためにも私たちは幸せになる。絶対に。

待っててね、百合姉さん、椿姉さん、紅葉姉さん。
絶対に素敵な報告をしてみせるわ。）


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それからしばらく談笑し、夕方になったため解散することになった。


甘「今日はとっても楽しかったわ。」


『私もです。』


し「そうですね。また、こうやって集まれるよう頑張りましょう。」


3人は微笑みながら頷き合う。


『さてと、帰りましょうか。』