第21章 感覚強化訓練
炭「ここが花屋敷かぁ。
よし、杏さんの稽古頑張るぞ!!」
伊黒邸での稽古を終えた炭治郎は桜柱 音白杏の屋敷である花屋敷の正面に来ていた。
炭「失礼します!!」
門をくぐり元気に大きな声で挨拶する。
しかし、屋敷から返事は返ってこない。
炭「なんだかすごく静かだな…。」
キョロキョロと辺りを見渡しながら歩く。
これまでの柱の屋敷ではしごかれている隊士たちの叫び声が響き渡っていたがここはあまりにも静かだった。
炭「それにしても…綺麗な花だなぁ。
たくさん咲いてる…。」
門から屋敷の玄関まで続いている花の道に感嘆の声を漏らす。
『それは世話を頑張ってる甲斐がありますね。』
炭「わっ、杏さん!!」
いつの間にか隣に来ていた杏に驚きの声を上げる。
『お久しぶりですね。
刀鍛冶の里以来でしょうか。』
炭「はい。お久しぶりです!!
今日からお世話になります!!」
『はい。よろしくおねがいしますね。』
炭治郎の元気な挨拶に杏はニコニコと笑顔をみせる。
『さて、早速ですが私の稽古の説明をしますね。』
炭「はい!!お願いします!!」