第18章 刀鍛冶の里-終結
あ「ですので、基本的に1人では行動されませんよう、特に夜の巡回は必ず1人ではなく誰かと行ってください。」
『かしこまりました。』
杏はあまね様の目をしっかりと見て、言葉を返す。
その杏の表情にあまね様はほんの少し、表情を緩める。
あ「以上でこの度の緊急の柱合会議は終了と致します。」
最後に、とあまね様はしのぶの方を見ながら尋ねる。
あ「胡蝶様。あとで少し、お時間宜しいでしょうか。」
し「はい。大丈夫です。」
あ「ありがとうございます。
では、失礼致します。」
あまね様が頭を下げるのと同時に柱たちも頭を下げた。
あまね様と輝利哉様、かなた様が退席され、柱のみの話になった途端、冨岡がスッと立ち上がる。
冨「あまね殿も退室されたので失礼する。」
不「おい待てェ、失礼すんじゃねぇ。それぞれ今後の立ち回りも決めねぇとならねぇだろぅが。」
すぐに退室しようとする冨岡を止める不死川。
今回は尤もなことを言っているし喧嘩腰でもないため、杏も口を出さない。
しかし、そんな不死川に冨岡はとんでもない言葉を返す。
冨「7人で話し合うといい。
俺には関係ない。」