第17章 刀鍛冶の里-強襲
甘「うわあああ!!勝った勝ったあ!!
みんなで勝ったよ!!凄いよおお!!
生きてるよおおお!!よかったあああ!!」
涙を流しながら叫ぶ甘露寺。
禰「よかったねぇ。」
禰豆子もニコニコと笑って甘露寺の言葉を繰り返す。
炭治郎も涙ながらに笑顔を浮かべる。
玄弥は甘露寺に抱きしめられ、杏と甘露寺に挟まれる形になり、顔を真っ赤に染めている。
時透は殆どされるがままだ。
『本当に、よかった。みんな無事で…。』
みんなで笑い合い、とりあえず一戦の終結を喜びあった。
刀鍛冶の里の復興と移転が急がれる。
夜になればまた、鬼が来るのだ。
上弦2体による襲撃を受けたにも拘らず、里の被害は最小限に留められた。
しかし、それでも亡くなった人はいる。
失った者たちを悼む時間はない。
鬼は待ってくれないし、人が命を落としてもこの世の巡りは止まらない。
闘いに勝利はしたが鬼殺隊士たちは皆、軽症ではないため蝶屋敷へと運ばれた。