• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第8章 無限列車



『はいっ!!』


すぐさましのぶが指示を出し、杏も慌てて動き出す。


しのぶは羽織の袂から木箱を取り出し、薬を調合していく。


杏も倒れている人たちを片っ端から確認して脈や息を確認する。


『みんな弱いけど息がある…。』


一通り確認し終わり、考え込む杏。


しのぶは1人ずつ見ていき、その場で適切な処置をしていく。


杏(流石しのぶさん。
これでこの人たちは恐らく大丈夫…。
でも、おかしい。なんで誰も死んでないの??
見たところ、この状態になって一週間以上経っている人もいる。)


皮膚や衣服の汚れの状態から2日くらいの人もいれば、一週間以上経っている人もいる。


普通、鬼ならすぐに食べるはず。


人の血肉は奴らの大好物だ。


それを食べない、それどころか殺さない…、


杏(一体、どういうこと…??)


難しいことを考えるのは苦手だ。


『しのぶさん!!』


とりあえずしのぶと情報を共有するため、治療をしているしのぶのもとへ戻る。


し「杏さん。状況は……」


『よくわかりません…。
ここに倒れている方々はみんな弱いけど息はあります。ですが、おかしいんです。』


/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp