第41章 復活
伊「だったら、あの鬼を倒した後は胡蝶の所に連れて行け。あいつは今医療部隊を率いている。お前たちもいつまでも背負っていては戦えないだろう。」
甘「それもそうね。しのぶちゃんともお知り合いなら問題ないでしょうしね。」
甘露寺からの同意を受け、伊黒は改めて祈里と音羽に指示を出す。
伊「お前たちはそれが終わればすぐに戦場に戻れ。貴重な戦力をいつまでも護衛に使うわけにはいかん。いいな。」
祈「承知いたしました。」
音「すぐに戻ります。」
すぐに頷く2人を確認すると、伊黒は上を見上げて鴉を呼ぶ。
伊「鬼舞辻無惨の場所まで案内を頼む。行こう甘露寺。」
甘「えぇ。伊黒さん。祈里ちゃん、音羽ちゃん。ここはお願いね。」
祈「はい。」
音「ご武運を。」
甘「2人もね。」
そう言って笑った甘露寺と伊黒は鴉の案内についてその場を離れた。
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──ズリッ
甘「むわっ!」
そんな甘露寺の回想は振り落とされた衝撃により一瞬にして現実へと引き戻された。
甘「キャーーーーッ!!」