第34章 母の愛
伊「んんー??んんんー??」
伊之助は突然首を傾げたかと思えば指で輪を作りそこから童磨を覗き込む。
伊「弐!!テメェ!!上弦の弐だな!!バレてるぜ!!テメェが上から2番目だってことを俺は知ってる!!ハハハーア!!テメェを倒せば俺は柱だ!!」
童「別に上弦の弐だってことは隠してないけど…面白い子が来たなァ。」
流石の童磨も困惑しているのかうまく笑えていない。
しかし、当の伊之助はそんなことは一切気にしておらず杏やしのぶ、カナヲに興奮気味に話しかける。
伊「俺が柱になったら呼び名は野獣柱…いや猪柱か!?どっちがいいと思う!?おい…ぬおっ!!」
そこで初めて周りを見た伊之助は思わず声を上げる。
伊「おまっ…ボロボロじゃねーか何してんだ!!怪我したらお前アレだぞ!!しのぶが怒るぞ!!すげー怒るからなアイツ!!ってか、しのぶの方がボロボロじゃねーか!!何やってんだよ!!あんこは…大丈夫そうだな!!」
『えぇ。ありがとう伊之助くん。ちなみに私は獣柱がいいと思います。』
伊「それどころじゃねぇだろ!!おい、しのぶ!!血がすげぇぞ!!」