どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第8章 リナリーのお悩み相談室?
【リナリーside】
「毎度毎度、ごめんな。」
「別にいいのよ。これくらい!」
私は科学班のラボにいた。
コーヒーをみんなに配ってたら、リーバー班長が兄さんに書類を届けて欲しいみたい。
その書類が出来上がるまで待機中。
「そういや、アユムが帰ってきてからどれくらい経ったっけ?」
「確か、アユが帰ってきたのが、11月で、今が7月の終わりだから、もうすぐ9ヶ月ね。」
「もうそんなに経ったか。」
リーバー班長はそう言って、また書類に目を落とす。
「あ、この前の神田のやつ、どうだった?」
「あぁ、もちろん、大失敗よ」
神田のやつ。とは、神田の誕生日プレゼントのこと。なにをあげればいいか迷った私たち(アユとラビの3人)はみんなで手打ちそばを作ることにしたの。
「私たちが作ったのよって言ったらすごく嫌そうな顔してたわ。でも、ちゃんと完食してくれたのよ?文句言いながらだけどね。」
「それ、大成功じゃねぇか。」
「そのあとに食べてみたらすごく不味かったのよ。」
「だから大失敗か。」
班長は笑ってまた書類作成に戻る。
「よし、できた!これを室長に渡してくれ。頼む。いつも悪いな。」
「いいのよ。どうせ兄さんのとこに行くんだもの。」
私は手を振ってラボを出る。
「リナリー!」
教団内の廊下を歩いてたら、アユに引き止められた。
「どうしたの?」
「今度でいいからさ、相談したいことあるんだよね。いつ暇?」
「うーん。じゃあ、今日の夜とかどうかしら?」
「わかった!じゃあ部屋行くねー!」
アユはそう言って、走って行ってしまう。
なんだろう?と思いながら、兄さんのところに向かう。
「あ、リナリー」
今度は前から歩いてきたラビに引き止められる。
「ちょっと聞きたいことがあんだけど、今度時間ちょーだい?」
「じゃあ、明日の夜とかどお?」
「わかった!明日の夜部屋行くな!」
ラビはそう言ってどっか行った。
アユもラビもどうしたんだろ。と不思議に思いながら兄さんのところに向かう。