どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第5章 認める。
【ラビside】
午前中は昨日の疲れでずっと寝てた。
お昼ご飯を食べてからアユムの部屋に向かう。
「あれ、そういやオレ、アユムの部屋知らないじゃん。」
誰かに聞こ。と思い、食堂に引き返す。
「誰に聞こーかなぁ。」
「ラービ!」
声をかけられて振り向く。
「リナリー!助けて欲しいさ!」
「え?どうしたの?」
「アユムの部屋ってどこさ?」
「え、仲直りしたの?」
ん?オレらって喧嘩してることになってたの?
「仲直りって?」
「だってアユもラビもお互いを避けてたでしょ?」
あぁ。確かに避けてたな。
「オレはアユムに嫌いって言われたから近づかないようにしてただけさ。それに嫌いって言われてオレも『お前なんか嫌いだ』って思ってな。でも、昨日任務で一緒になった時話して、打ち解けた的な?」
「アユが嫌い宣言したの!?相当変なことしたのね、ラビ。」
オレはただ、いつも通り接しただけさ、リナリーさん。
「まぁとりあえず、2人が仲良くしてくれるならそれはいいことね。さ、行きましょ!」
リナリーはアユムの部屋まで案内してくれるらしい。
「そういえば、なんでアユの部屋に行くの?」
「昨日、アユムのイノセンスのこと聞いて、空中に立てるって言うから見せて欲しいってお願いしたら、部屋来てって言われたんさ。」
「なるほど。私もついて行っていいかな?」
「いいんじゃね?」
2人で話しながら歩く。
「ここよ。」
リナリーがそう言ってひとつのドアの前に立つ。