どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第19章 恐怖の心霊屋敷
【Noside】
ある日のお昼時、アユムは室長室にいた。
「ごめんね、お昼の時間に。」
「ふぉんとれすよ(ほんとですよ)。まらたべおわっけないひ(まだ食べ終わってないし)。」
「口に物が入ってる時は喋らないの。」
「ゴクンっ。あんなに詰め込まされたら食べ終わるのにも時間かかります!」
——遡ること数分前——
アユムは食堂でご飯を食べていた。
まだ食べ始めて間もないため、半寄生型のアユムの目の前には沢山のご飯達があった。
が、、
「お、いたいた。アユムー!室長が呼んでる!なるべく早く食べて行ってくれ!」
食堂の入り口でリーバーがそう叫ぶから、急いで詰め込んで室長室に向かった。
そして現在に至る。
「まぁまぁ。僕も悪かったとは思ってるんだよぉ?」
「悪いと思ってる人の顔ではないと思うんですが、」
謝っているコムイの顔はもんのすごいにやけていたのだ。
「それはさておき。これが次の任務ね。もうすでにAKUMAが沢山いるみたいなんだ。だから早急に向かって欲しい。」
「ぼく1人で?」
「もちろんそんな危ないことはさせないよ。もう1人ももうすぐ来ると思うんだけどな。」
と、その時、室長室のドアがノックされた。
「どうぞー」
コムイの返事を聞いてからドアが開いた。
「あ、ラビ。」
「よ、アユム。今回は2人の任務さ?」
ラビはアユムを見つけると片手を上げてニッコリ。
「そう。今回は、ラビとアユムちゃんの2人で行ってもらおうと思って。ささ、時間ないから資料持って出発!」
「え、もう!?」
「そうだよ。AKUMAがすでに大量発生してるらしいからね。」
「急すぎさ。」
「ほら2人とも、いってらっしゃい。」
「「い、行ってきまーす」」
アユムとラビは仕方なくそう言うと、急いで部屋に戻り準備をした。