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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第13章 キョウダイ!?


【アユムside】



お兄ちゃんの歓迎会をやっと開けた。


「お兄ちゃん!みたらし団子あった!」

「本当ですか!どこに!?」

「こっち!!」


ぼくはお兄ちゃんの腕を引っ張ってお兄ちゃんの好物であるみたらし団子が置いてあるところに行く。


「おぉーー!」


お兄ちゃんは目を輝かせてみたらし団子を食べる。


「そういえば、これ。さっき置いてあったので持ってきました。」


お兄ちゃんはそう言って小さい袋をぼくに渡す。


「マカロン!!!」

「お姉ちゃんは変わりませんね。」

「お兄ちゃんも全然変わってないし。」


そのやりとりを見てた周りがなんか固まってることに気づく。


「「ん?みんなどうしたの(んですか)?」」

「おい、アユム、今、アレンのことなんて呼んだ?」


リーバー班長がお兄ちゃんを指差して言う。


「え?お兄ちゃん。」

「アレン、お前はアユムのことなんて呼んだ?」

「お姉ちゃんですけど。」


ぼくらは顔を見合わせて首を傾げる。


「どう言うことだ!説明しろ!」


リーバー班長に怒鳴られた。周りのみんなもそれに頷いてる。


「あれ?もしかしてお姉ちゃん、名前言ってないんですか?」

「だって、ぼくは名乗るべきじゃないでしょ。」

「そんなことないですよ。ほら、ちゃんとフルネーム名乗ってください。」


お兄ちゃんがぼくの背中を少し押して前にだす。


「フルネーム?」


ジョニーの言葉にお兄ちゃんが頷いてぼくに言えって視線を送ってくる。

ぼくは本当にマナに子供と認められてたわけじゃない気がしてた。
だから躊躇ってたけど、お兄ちゃんが言えって言うからもういいやって思う。
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