第3章 ※まるで駄目なおっさん
【ぼっち】
シリウス「ただいまー!……って、あれ?2人ともまだ帰ってないのか?」
・・・・・
シリウス「食事が出来たぞー!いただきまーす」
・・・・・
シリウス「いやー、良い湯だ。仕事の後の風呂は最高だなー」
・・・・・
トンクス「――で?うちに来たの?」
ルーピン「2人とも探索でちょっと遅くなってるだけさ。すぐに帰ってくるから泣くことないよシリウス」
※寂しがりや、未だ健在
【写真】
シリウス「クリスって、小さいころはどんな感じだったんだ?」
ドラコ「今とあまり変わらないさ。まあ強いて言うなら、もう少し中性的な感じだったな」
シリウス「写真とかあるのか?」
ドラコ「僕の屋敷に戻れば山のようにあるさ。そう言えば……水着姿のとかもあったな」
シリウス「1枚いくらだ?」
ドラコ「警察呼ぶぞ」
※おまわりさん、コイツです
【まだお】
ドラコ「世間では、まるでダメなおっさんのことを略してマダオと言うらしいぞ」
クリス「シリウスのことじゃないか」
シリウス(シクシクシク……)
※反論が出来ない
【煙草】
シリウス(黙ってタバコを吸うシリウス)
クリス「珍しいな、シリウスがタバコを吸っているなんて」
シリウス「ん?ああ、すまない。煙たかったか?」
クリス「いや、大丈夫だ。むしろ……ちょっとカッコいいな」
シリウス「ははは、ありがとう」
・・・・・
ドラコ「スー……うっ、げほっげほっげほっ」
※コイツにだけは負けたくない
【寝顔】
クリス(スースー……)
シリウス「…………」
ドラコ「またクリスの寝顔を覗き見しながら酒か?とんだ変態だな」
シリウス「愛する者が安らかに眠っている、それも自分の手の届くところで。これを幸せと呼ばずして何て呼ぶ?私は幸せを肴に酒を楽しんでいるんだ」
ドラコ「そっ……そんなのただの詭弁だ!」
シリウス「好きに言うといい。まだ若い君には分からないだろうからな。それより明日も早い、もう寝たらどうだ?」
ドラコ「言われなくてもそうするさっ!」
シリウス「おやすみ(グラスを傾ける)」
ドラコ「……クソッ」
※この世には娘酒というものがあってな……