第5章 ※酒は飲んでも飲まれるな
【銀行】
ドラコ「正直に答えてくれないか?クリス」
シリウス「私とドラコどっちの方が好きだ?」
クリス「お金いっぱいくれた方(適当)」
・・・・・
ラジオ「昨夜2時ごろ、2人組みの男がグリンゴッツに押し入りするという事件が起き――」
モリー「あらやだ、ビルは大丈夫だったかしら?」
※馬鹿だとは思っていたけど……
【自棄酒】
シリウス「たまには一緒にお酒を飲んでみないか?慣れると美味しいものだよ」
クリス「苦そうだから嫌だ」
ドラコ「ん?誰か来……」
ルーピン「聞いてくれシリウス!トンクスのお腹の赤ちゃんが今日もお腹を蹴ったんだ!!(笑顔500%)」
・・・・・
シリウス「も、もう今夜はそのくらいにしたらどうだ?」
ドラコ「そうだ!欲しい服があるって言ってたな。明日買いに行こう!」
クリス「……うるさい、黙って呑ませろ」
※勿論つまみは無い
【手】
クリス「シリウスって背が高いだけじゃなくて、手も大きいんだな。羨ましい」
シリウス「そうかい?ありがとう」
ドラコ「……はッ、僕よりほんのちょっと大きいだけじゃないか」
シリウス「ちなみにクリス。手が大きい男はアレも大きいって話しを聞いたことあるかい?」
・・・・・
クリス「ドラコ、理由もなしに人の顔面を殴るなんてちょっと酷くないか?」
ドラコ「うるさいっ!このクソ男はこれくらいやらなきゃ駄目なんだっ!!」
※二の腕の柔らかさは……ってやつです
【父親】
クリス「あー、良いお湯だった」
ドラコ「それじゃあ次は僕が入るか」
シリウス「……よし!邪魔者はいなくなった。クリス、恋人同士の語らいをしよう!」
クリス「いや、意味が分からん。あー、もう!抱きつくな!」
シリウス「まあまあ、そう言わず――昨日の夜、寝言で泣きながらクラウスのことを呼んでいたようだが……」
クリス「……ドラコには、言わないでくれ」
シリウス「分かっているよ。だから今だけは、私の腕の中で泣くといい……」
※涙を流す夜だってある