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[おそ松さん][カラ松][18禁]海王ポセイドン

第4章 海の王妃


「いやいやいや!ないない!それ、勘違いだから!」

「そうですよ。誰が好き好んでこんなクズたちと!」

「僕はみんな大好きだよ!」

「あり得ない…」

「僕はみんな大好きだよ!」

「トールは黙ってて、ややこしくなるから」

「俺にとっては親愛なるブラザーだぞ」

「ふふふふふ。やっぱり仲良しね」

コロコロと笑う○○にゼウスたちは、何かこそばゆいものを感じた。ポセイドンが彼女を抱き締める。

「ハニーの楽しそうな笑顔、初めて見たぞ。ずっと思い詰めたような顔してたからな。少し心配だったんだ」

するとゼウスも嬉しそうに笑う。

「よし!ここは○○ちゃんのために、定期的に集まろう!」

「……え。俺冥界から来てんだけど…」

「俺は海だぞ」

「僕も海からになるのかなぁ。生まれたの海だし」

「私は湖ですね」

○○はポンと手を叩いた。

「ねえ、は交代制にしたらどうかしら?」

「「交代制?」」

「そう。今回はゼウスさんとこに集まったから、次はハデスさんとこって感じで交代制にするの」

「なるほど、それならお互いに行き来することになりますから、不公平はなくなりますね」

「ナイスアイデア!」

「ちょちょちょ!待った待った!俺一応、全能の神ゼウスだからね?!」

「全能なら、冥界も面倒見てよ」

「えー?!めんどくさ…」

「はい、決定」

それからもゼウスは抗議したがその度に他も面倒を見ろと言われ、しぶしぶ交代制の案に乗った。

とにかく疑問は解消されたので、それぞれの場所へ帰ることになった。

「あ。待って、ポセ」

「ん?」

○○はポセイドンの背中に手を添えた。すると指輪が光って背中の傷を治した。

「これでよし!」

「サンキュー、ハニー」

「ずっとこれが気になってたの。よかったわ、消えて」

「俺は誇らしかったけどな」

「え?」

「だってこれは、○○を守れた証だからな」

イチャイチャし出した二人の間をゼウスが割って入る。

「はい、そこまでー。人んちでイチャイチャしなーいの」

「あ、ああ。すまない。じゃあ帰るか」

「うん」

二人はそれぞれのイルカに乗ってねぐらへ帰った。

「○○はその指輪に、何を望むんだ?」

「ポセが治めるこの海が、ずっと平和でありますように」

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