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帰るべき場所

第1章 木ノ葉の里


 シズクの班は、自己紹介をして今後の活動計画などを話し合い解散となった。
 一方サスケの班は、担当上忍のカカシがだいぶ遅刻してきたために終わるのが遅くなっていた。
 帰り道、アカデミーの脇を歩くサスケは、敷地内の道場に明かりが灯っているのに気付いた。こんな時間に誰かいるのだろうか。
 音を立てぬよう近付いて窓から中を覗く。そこには薄明かりのもとで必死に修業をしているシズクの姿があった。見覚えのある顔に昼間の出来事を思い出す。こんな所で一人で修業とは少し驚いたが、サスケはそのまま静かに道場を後にした。
 見られていたことなど全く気付かず、シズクはこっそり忍び込んだ校内の一角で修業に没頭していた。
 新しい地で下忍としての生活が始まる。不安もあるが期待のほうがはるかに大きい。その高揚感に突き動かされるように、時を忘れ特訓を続けるのだった。



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