第20章 新しい家族を作りましょう
結婚式から約1年。征ちゃんとのし、し、新婚生活にも慣れ(けどやっぱり征ちゃんが近くにいるだけでドキドキしちゃう)、今日はあたし達のマンションにはキセキの世代と女バス、火神くんとてっちゃん、花帆と宗助がいた。
「…ふむ、問題はないようなのだよ。母子共に以上はない。夜には産まれそうだな。そろそろ病院に行くか」
凛子「はぁぁぁぁ!良かったあああ!何事も無事が一番だもんね!」
優希「緑間君が医者で良かったわ」
「でも緑間っちも産婦人科じゃないんでしょー?当てになるんスか?」
「失敬なのだよ!俺はただ赤司に頼まれただけなのだよ!」
『ごめんね、真ちゃん。休みの日に来てもらって』
「気にすることないですよ。緑間君も赤ちゃんに会えること、凄く楽しみにしてましたから」
ねぇ、緑間君と言うテツ君も、今日来てる皆が心なしか楽しそうに見える。…ただ1人を除いて。
「朱音、体が冷えるぞ。これを着ろ」
「もー、赤司くんてば固いよ!まだまだこれからなんだから!」
花帆「そーそー!旦那がそんなんでどうするの?もうお父さんになるんだから」
「赤司がパパ~!なんて呼ばれるのか。…ぷふっ!なんか想像つかねぇな、テツ!」
「僕に振らないでください、青峰君。ねぇ、火神君」
「なっ!俺に振るのかよテメー黒子!」
「…ほぉ、いい度胸だな、火神」
「なんで俺だけ!?」
『もー、落ち着いてよ征ちゃん』
征ちゃんの様子がおかしい。…まあ割りといつものことなんだけど、今回は特に。
茉美「朱音ー、お母さん達病院に着いたみたい」
『おっけー!あたし達もそろそろ…うっ!』
「朱音!どうした!?」
『征ちゃ…ごめ…陣痛…来たみた、い…』
「分かった!真太郎おおおおお!」
「ここにいるのだよ。青峰は大至急下に車をつけてくれ。赤司と黄瀬は朱音を運んでくれ。神守と結城は荷物を頼む」
真ちゃんが凄く頼りになるなぁ。なんて思ってる余裕もなくなってきた。