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満月の夜に【暗部カカシ夢】

第2章 木ノ葉からの心伝身


「えっ!連絡がついた?木ノ葉の里と?」

食卓に着いて、開口一番にカカシくんはそう言った。ちなみに朝ごはんは目玉焼きとウィンナー、ちょっとしたサラダとバタートースト。自分にはホットコーヒーを、カカシくんにはオレンジジュースを注いだ。

「正確には俺の先生だった人で現四代目火影…木ノ葉の里長なんですけど。心伝身の術…一種のテレパシーみたいな術で通信があったんです。」

カカシくんが言うには、ここに来る直前に追っていた『満月の書』に封印された月の満ち欠けの周期でカカシくんの世界とこちらの世界を行来する術に掛けられてしまったらしい。その術を解術しないかぎりはずっと行来を繰り返してしまうとのことだった。

「解術の方法や行来の間隔はまだ調査中のようです。…すみません、美月さんにさらに迷惑をかけてしまって。」

「ううん、迷惑なんて思ってないよ。カカシくんも知らない世界にきて戸惑っているんだし…」

「昨日はなりゆきとはいえ泊まってしまって…やっぱり女性の部屋で長居は失礼なので、出ていきます。」

「出て…え!?いやいやいや!!出ていってどうするもりなの!?」

思わず大きな声が出てしまった。カカシくんを泊めたことを私は気にしていないけれど、彼は女性の部屋だからと気にしているらしい。とっても紳士的。むしろ27歳の独身女の部屋でごめんね…と心の中で謝った。

「とりあえず野宿でもしようかと…流石にこれ以上美月さんに迷惑は掛けられないですし。大丈夫です、任務で野宿にも慣れているので。」

どうやら私の部屋を出て野宿をしようとしているらしい。…カカシくんの世界では分からないけれど、流石に14歳の未成年をほっぽり出す訳にもいかない。下手をすると警察に補導…。

「う、うーん、野宿はやめておいた方がいいよ…?カカシくん日本では未成年だし…それに武器持ってるから多分補導どころか銃刀法違反で捕まるかな…」

「…大丈夫です。なんとかします。忍は耐え忍ぶ者ですから」

カ、カカシくん!頑なだな…!
そんなとこ耐え忍ばないで!

「わ、私としては目の届く範囲にいてくれる方が迷惑かかんないしなー…出て行っちゃうのかー、困ったなぁ〜?」

わざとらしいくらいの言い回しでカカシくんに言うと、暫く考えた後「美月さんがそう言うなら…」と渋々了解してくれたのだった。
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