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満月の夜に【暗部カカシ夢】

第1章 常夜の心


装備をとり、装束をバッと脱いでシャワーを浴びた。あーダメだ。久しぶりの満腹感で眠気が冷めない。そもそもまともに睡眠欲を働かせているのも久しぶりな気がする。

あの日から深い眠りにつくことはなくなった。浅い眠りを繰り返していてうなされては飛び起きるというパターンなので、最低限身体を休ませるだけの睡眠が続いている。…深い睡眠になると任務で写輪眼を使いすぎてチャクラ切れで気絶、死んだように寝るという感じだ。最近は木ノ葉病院の入院常連になってしまったらしく、また来たの?と言われる始末である。

全身を洗いシャワーを止めた。そういえば湯船に浸かるのも久しぶりだなと思った。暗部の任務は激務が多いのもあるが緊急招集が多いのでサッとシャワーを浴びて済ますことがカカシの普通になっていた。

「…はー…」

ざぶんと湯船に浸かるとあまりの気持ちよさにため息が出た。

――――――――――――――――

「…美月さん、お風呂ありがとうございました…」

頭にタオルをかけてホカホカと湯気と共に戻ってきたカカシくんはさらに眠そうな顔だった。刀などの装備を持って私の隣に座った。

「ふふ、カカシくんまだ髪が濡れてるよ?」

頭に掛かったタオルで綺麗な銀髪を拭いてあげる。カカシくんは「すみません、自分で…」といいながらも、相当に眠いらしく今にも瞼が落ちそうだ。私はラックにいれてあったドライヤーを取り出して乾かしてあげた。

「眠いなら無理しなくていいよ、これくらい。…それにしてもカカシくん、綺麗な銀髪だね〜地毛?」

「…すみませ…髪?あー…地毛です。…父も銀髪だったので…遺伝ですね…」

その銀髪を梳いてあげる。逆立った髪型なのにサラサラで指通りがいい。

「美月さん…あの…」
「カカシくん、お話はまた明日にしよう?眠そうだし、休んだ方がいいよ?」
「……は…ぃ」

カカシくんがお風呂入っている間に来客用布団を出しておいたのでサッと敷布団を広げてぽんぽんと布団へ催促するとのろのろとカカシくんは布団に入った。

「また明日ね。おやすみカカシくん」
「…おやすみなさい…美月さん…」

余程眠かったのか、すぐ眠ったカカシくんは起きている時より少し幼い寝顔をしていて可愛いな…。刃物を向けられた時は怖かった。殺されるかと思ったけれど、彼の本質は優しく真面目なのだと思った。
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