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満月の夜に【暗部カカシ夢】

第1章 常夜の心


結局手が震えて包丁が持てないのを見かねて、食材は全部カカシくんが手際良く切ってくれた。普段から料理しているだけあってすべてが均等に切ってあった。

「カカシくんごめんね、切ってもらっちゃって。後は私が調理するから座ってても…」
「他にやることあればお手伝いしますよ」

手伝ってくれるみたいなのでお言葉に甘えることにして私が味付けした卵液でだし巻き玉子を焼いてもらうことにした。その間にナスと一緒に買った新物の秋刀魚を取り出し塩をふってグリルで焼き、小鍋に水出汁を沸騰させてナスを煮てお味噌汁に。

「美月さん、玉子焼き巻けましたけどこれでいいですか?」

「わ、カカシくん器用だね!とっても上手!」

そういうと照れくさそうな顔をしつつ粗熱をとり均等に切って盛り付けてくれた。…アシスタントに欲しいくらい無駄のない手際の良さに感心しつつ、丁度秋刀魚も焼き上がったのでグリルからだして長皿に盛り付けた。大根おろしはチューブでお皿に添えた。あと先輩にもらったお新香も。

「お手伝いありがとうカカシくん!冷めないうちにたべよう!」

「はい」

手を洗って食卓について「いただきます」と言ってまずは味噌汁を1口。優しい出汁と味噌の味とほんの少し垂らしたごま油がアクセントになってあとを引く。ナスもうま味を吸って美味しい。ほっとする味だった。カカシくんは口布をずらして味噌汁を1口飲むと、少し驚いたような顔で固まった。

「………する…」

「カカシくん?…もしかして、口に合わなかった?大丈夫?」

少しの沈黙の後カカシくんは顔をあげて

「………えっ、いや、美味しいです…!すっごく…こんな美味しいナスの味噌汁初めて食べました」

と言った後は気持ちいいくらいパクパクと食べてくれた。秋刀魚は脂が乗って美味しい、卵焼きも美味しいと言ってご飯も大盛りで2杯食べていた。

「気に入ってもらえてよかった!」

育ち盛りの食べっぷりはとても気持ちいい。
それにしても、口布をとったカカシくんはとっても整った顔立ちでもぐもぐと動く口元にあるホクロがとってもチャーミングで可愛いなと思った。
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