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Second reincarnation【ツイステ】

第3章 深夜の訪問者




…話が終わったということで、学園長はまた音もなく消えてしまって、私も部屋の前までシロ先輩に送ってもらうことになった



「じゃ、明日から頑張れよ。普通にしてたらそんな難しいことやらせるような学校じゃないから」

「はい…頑張ります。…シロ先輩はこの後ラウンジに戻るんですよね?」

「呼ばれてるからな…リーチ兄弟って言ったらこの学校じゃちょっと有名な双子で近寄る奴もあんま居ないんだよ。覚えとくといい…まぁ悪い奴らじゃないんだけどな」



そう言われてあの双子の顔が頭に浮かぶ

確かに最初は威圧感があったけど…そういえばあの双子も、寮長であるアズール先輩も…



「第一印象は確かにちょっと怖かったですけど…普通にしてたら美形な双子ですよね…ここの寮長も顔が整ってますし…」

「金持ちとか貴族とか…そういうのばっかの名門でもあるからな…オレは違うけど」

「バイトをしてる理由はそれ…ですか?」

「〝この体〟燃費悪いから食費が嵩むんだよ。学食だけじゃ足りないってことな。…じゃ、俺はそろそろ行くから」

「あ、はい。今日はありがとうございました」



手を振りながらシロ先輩はラウンジの方に向かって行ってしまった

…学校生活か…つい最近まで、私も学校に通ってたような気がするんだけど…

そんなすぐには思い出せない…か



「…明日から…本気だそ…」



気が抜けたらどっと疲れが出てきた

明日からのカリキュラム表だけ見て、今日はもう寝よう

着ていた制服の上着を脱ぎながら、部屋に入った
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