第8章 ひと月の性愛
「ねぇ、お願い……」
はしたないとは分かっているが、終わってもついまた欲しがってしまう。
先程の後、もう寝よう、と瑞稀に早々にベッドに運ばれてしまったのだがまだ身体が火照っている。
「仕事に障る」
「……大丈夫」
ベッドを使うといつもすぐそれは美和のせいで使い物にならなくなるので、二人はいつもそこ以外でする。
「どうして欲しい?」
「……あっ」
美和を後ろから抱いている瑞稀の指が美和の秘部を水音を立てて嬲る。
立っていられなくて脚ががくがくする。
「こ、のまま……んっ!」
届かないので、美和の両脚を抱えてから瑞稀が背後から入ってきた。
「ん、はぁ……きもち、ぃ」
「中も蕩けてる」
「ぁ、……また、おっきぃ」
「きつい?」
「ううん、瑞稀くんの、好き……ぁ、んん!や、深っ……」
「煽ったのそっちだから」
「ぁん! ダメ、もぉっ! 壊れ、ちゃう!」
「いいよいって」
「ゃ、、んっ、ん!!」
美和は瑞稀の腕に爪を立てて身体を震わせた。
「ん、ぁ!」
余韻の後に休む暇もなく責められる。
「ぁ、あぁっ、や! ダメ、もうだめ!」
瑞稀が美和の顔を横に向かせて口を吸う。
睡液で濡れたその周辺や舌や唇を舐め味わう。
美和は体内を穿たれ、また体液のお陰で快楽が止まらない。
抱えられている脚先が絶えずびくびくと空を切っていた。
「美和、ちょっと締め過ぎ」
「ん、ふっ、ぁあっ、だっ、て、止まら、んぁっ!」
「こっちは凄くいいけど、これじゃ俺も止まれないって」
いい。
瑞稀くんがいいなら壊れてもいい。
食べられてる様な感じ。
それでも構わない。
こんな感覚今まで知らない。