第7章 救うも止めるも艶を添えるも理性
自分の部屋に入ると以前のように、後ろ手で縛られている女がベッドに横たわっていた。
そこに腰掛けると人の気配を察したのか、目隠しをされた女の身体が怯えたように怯む。
女に馬乗りになり衣服を左右に引き裂くと上着のボタンが弾け飛び、後ろから女の乳房を手のひらで包む。
「…た、助けて……いや、」
白い肩に歯を立てながら女の中に挿入っていく。
「いっ!!痛い、……い、んっ!!」
抽送を続けているうちに女の様子が変わり、顔は紅潮し下からは絶えずくぐもった音が鳴る。
「…は、はぁ、はぁっ、ん、は」
その身体が断続的に痙攣している。
女の細い首を掴みそこに尖った歯を深くめり込ませると、血飛沫と共に肉がメリメリと剥がされていく。
丸出しになった気管からのヒューヒューとした弱々しい音がやがてぷつりと途絶え、瑞稀は血を浴びながら精を吐いた。
女の首が体から離れかけて傾いている。
暗い部屋でぴちゃぴちゃと音が鳴り続ける。
それは血なのか、
尿なのか、
肉を取り出す音なのか、
大量に繁吹いた愛液なのか。