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Mirror【R18】

第14章 余章 ―― 夜話


目を開けると、朝だった。

「───っ」

首に鈍い痛みがあって手をやると、ガーゼのようなもので手当てがしてあった。
私の裸の体。
あと、下腹部に重い違和感がある。
これ、私…?
少し出血している。


「遥」

高雄が部屋に入って来た。
酷く狼狽えている。

「済まない……酷いやり方で」

一体何が………

「でも、君を……なくて良かった」

何て言ったの?

「さよなら、遥」

高雄?

「車を呼んである。 ゆっくり休んで帰るといい」

待って。

「……」

行かないで。



掠れた私の声は音を発さず、静かにドアが閉じられた。




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