第2章 「指輪の魔法使い」
晴人「狙いは凜子ちゃんだったとはなぁ」
は凜子の元に駆け寄った
《お前に構ってるヒマはない…!!》
晴人「俺も同じさ」
《ドライバーオン プリーズ》
晴人「だからとっとと…片付ける」
《シャバドゥビ タッチ ヘンシーン!》
晴人「変身」
《フレイム プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》
晴人《さぁ、ショータイムだ》
晴人とファントムが戦い始める
『ちょっと!!大丈夫!?』
が声をかけるが、凜子は黙ったまま
キーン…
『悲しみと…絶望…!』
ドカァン!!!
コヨミ「晴人!」
晴人《ん?》
『このままだとファントムが生まれる…!!』
晴人《俺の目の前で…二度とそんなことはさせない》
『うん…』
晴人《凜子ちゃん》
凜子「魔法…使い…?……もう…ダメみたい…」
晴人《絶望なんてするな。俺に任せろ》
凜子「…変な…魔法使いね…」
晴人《約束する。俺が最後の希望だ》
ウィザードは凜子の手にエンゲージリングをはめた
そしてバックルにかざした
《エンゲージ プリーズ》
凜子は気を失い、魔方陣が現れる
『なるべく早くお願い。長くて15分』
晴人《十分だ》
ウィザードは凜子のアンダーワールドへ向かった
『あ…』
少し離れた場所に何かが落ちている
『これは…』
男性の顔写真がはめてあるネックレスが
『このネックレスは…』
確かあの人がつけていた…
『はぁ…仕方ないなぁ…』
はバラバラになったネックレスに手をかざす
ネックレスはゆっくりと直っていく
凜子のひび割れは治り、エンゲージリングから魔方陣が開き、ウィザードが帰ってきた
コヨミ「終わったの…?」
晴人「あぁ。これで彼女はゲートじゃなくなった。もう襲われる心配はない」
『そう…良かっ…』
フラッ…
晴人「!!」
倒れるを晴人が受け止めた
晴人「お前…」
コヨミ「傷が…少しだけど広がってる…!」
晴人「帰ろう、コヨミ」
コヨミ「うん」
3人は面影堂へ帰った