第5章 「人形とピアニスト」
ファントムを追いかける晴人、、凛子
しかしファントムはトラックに乗って過ぎ去って行く
懸命に追いかけるが…
『追いつかない…』
晴人「どうしたの?」
ちょうど行き着けのお店、はんぐり~が
店長「あ、晴くん、ちゃん!」
晴人「猫の化け物みたいなやつ来なかった?」
店長「化け物どころじゃないわよ~!隕石が~!」
晴人「隕石!?」
『逃げ足の速いやつ…』
店長「あ!新作食べてかない?秋の新作、Wマロンよ♪」
晴人「プレーンシュガー」
凛子「…何かごめん…。あたしのせいで」
晴人「いや…逃げられたのは凛子ちゃんのせいじゃ…」
凛子「あ…そうじゃなくて!…その…コヨミちゃんのこと…。コヨミちゃん…あたしたちのこと邪魔だと思ってるよね…?」
晴人「あんまり気にしない方がいいよ~。俺だって初めはあいつにすんごい邪魔者扱いされてたし」
凛子「え…!?じゃあどうやって仲良くなれたの!?」
晴人「ん~…あいつの全てを受け入れた。から?」
凛子「全てを…受け入れる…」
キーン
『!!』
ガタッ!!
晴人「どうした? 」
『コヨミ…?』
晴人「え…?」
は走り出した
晴人「!?」
凛子「ちゃん!!」
『コヨミの鼓動を感じない…!!まさか魔力が…!?』
―――――
『コヨミ!!』
瞬平「ちゃん…!?」
『コヨミ!!コヨミ!!』
反応しない…
『魔力が全部奪われてる…!』
瞬平「晴人さん!!」
晴人はコヨミに触った
晴人「嘘だろ…!?魔力が…」
『朝に渡したはずなのに…』
晴人はコヨミの右手を自分のバックルに翳し、は左手を握り締めた
凛子「何があったの!?」
瞬平「さっきとは違うファントムが現れて、あの…コヨミちゃんに…」
凛子「はぁ!?ファントムが2体!?」
晴人とはコヨミに魔力を渡した
その光景に驚く凛子と瞬平
そしてコヨミが目を覚ました