第38章 「絶望、指名手配」
根本の後始末も終わり、面影堂に戻ってきた
『はぁ…あの根本って人…これから大丈夫かな…』
晴人「まぁ…あの九官鳥が根本さんにとって大切だったってことだよな」
『まったく…あんなにネガティブな人、初めて見たよ…』
晴人「… 」
『?』
晴人「首…どうした…?」
『首…?』
は首に触れるが、何もない
『何かついてる?』
晴人「ちょっと来い」
『え…!?』
晴人に腕を引っ張られ、晴人の部屋へ入れられた
『ど、どうしたの…!?』
晴人「誰にされた」
『な、何を…?』
晴人「キス」
『…っ』
は晴人から顔を反らした
晴人「…」
『…………』
晴人「…ソラか?」
『!!』
の肩がビクッと動いた
晴人「当たりか」
『いや…あの…』
晴人「アイツ…」
『晴人…?』
晴人「… 、目瞑ってろ」
『え…?』
晴人「いいから」
『は、はい…』
何か晴人が怖い…
は目を瞑った
『…っ…晴、人…?』
晴人「あ…?」
『首…何して…』
晴人「…上書き」
『ん…っ//』
何か変な感じ…っ
『や…何か…っ』
晴人「首…弱いんだ…」
『…?』
晴人「まさか…」
『何…?』
晴人「口は…されてないよな」
『あ…』
晴人から目を反らした
晴人「マジかよ…」
『あの…晴人…?』
晴人の顔が近づく
『…っ//』
がぎゅっと目を閉じた瞬間、晴人の唇が優しく触れた
『晴…人…//』
ギュッ…
晴人「(アイツに二度と触らせねぇ…)」