第37章 「九官鳥は語る」

凜子「見つけたわ。根本和良。放火の容疑で署まで来てもらう」

根本「僕?何のことですか?」

瞬平「お、お、落ち着いて聞いてください根本さん!」

凜子「ちょっと…!!」

瞬平「実は…あなたはファントムに狙われて…!」

根本「キュー太…!!置いてきちゃってごめんね…!!会いたかったんだぞ…!!」

凜子「ちょっと!ごまかさないでよ!」

凜子は根本の腕を掴み、歩き出す

根本「僕は放火なんてしてません!!本当です!!」

根本は凜子の腕を振り払い、瞬平に抱き着く

根本「信じてください…!!」

瞬平「………!!」

『あー…もう…しょうがない…私があの人の心を読んで…』

行こうとすると九官鳥がカゴから飛び出し、飛んでいく

『あ…鳥が…あれ…』

鳥が飛んでいく方向に晴人と仁藤が

鳥は２人を攻撃しているように見える

『まさか…!』

は急いで晴人たちの元に向かった


『晴人!!仁藤さん!!』

仁藤《ちゃん!!》

晴人《!!》

『やっぱりあの九官鳥がファントムだったんだ…!!』

橋の上を見ると

『ソラ…』

はソラから目線を反らした

そしてファントムを攻撃しようと本を開いた

『ルフー ラサール!!』

ソラ「加賀さーん」

ファントムはビーストを攻撃して飛び去った

仁藤《おい!!待ちやがれ!!》

ソラ「頑張ってね♪またね、ちゃん」

ソラも去ってしまった

晴人《だったらこれで…!!》


《ﾄﾞﾗｺﾞﾀｲﾏｰ! ｾｯﾄｱｯﾌﾟ! ｴﾗｰ》


晴人《!!》

『(魔力が足りないんだ…!!)』

そして同時に晴人の変身が解けてしまった

『晴人!!』

晴人は地面に倒れた

仁藤《おい!!晴人!!》

晴人「頼む仁藤…お前はグールで魔力を溜めておけ…」

仁藤《おう、任しとけ》

『(じゃあ私が手を出さない方がいいね…)』

は晴人の手を握り、魔力を渡した