第36章 「空の向こう側」

『ん…』

目を覚ますとソファーの上

『あれ…?』

私…確か…

『千明さん…!!』

辺りを見回しても彼女の姿はない

しかし床には髪の毛が落ちている

『これ…千明さんの髪だ…』

彼女は今どこに…?


ｷｨﾝ!!ｷｨﾝ!!ｶﾞﾝｯ!!


外で刀同士が交わる音がする

『…?』

は外へ出た

『ここ…部屋じゃない…』

は音のする方へ向かう

そこではウィザードとグレムリンが戦っていた

『晴人…ソラ…』

晴人《!!離れてろ!!》

『晴人…!!』

ソラ《お姫様のお目覚めか…早かったな》

ソラは一瞬での目の前に現れた

『ソラ…』

晴人《に触るな!!》

晴人はインフィニティーにチェンジ

そしてから引き離し、床に叩きつけた

ソラは攻撃するが、インフィニティーには敵わない

ウィザードがトドメを刺そうと攻撃したが、ソラは避けた

ソラ《そうなられちゃ…勝ち目はないね。次は僕が…賢者の石を手に入れた時にね…》

晴人《何…!?》

ソラ《じゃあ》

ソラは去った

晴人《賢者の石…?》

『晴人…』

晴人《…!》

晴人は変身を解除し、に駆け寄った

晴人「大丈夫か!?」

『うん…』

晴人「よかった…」


ｷﾞｭ…


晴人「…?」

『晴人…』

晴人は何も言わずに抱きしめ返した


―――――


晴人、、凛子は、ソラを助けたときにいた川岸を歩いていた

晴人「俺が迷わなきゃ…ゲートを危険な目に合わせずに済んだかも…」

凛子「いいじゃないもう!過ぎたことをクヨクヨせず、今を受け入れて前に進む!でしょ??」

晴人「ふっ…そうだな。ファントムが増えるのは絶対止めないと。二度とサバトを開かせないために…」

『サバト…』

は腕を握り締めた

コヨミ「晴人!!凛子!みんなでご飯食べよって!」

凛子「行こっ!」

『うん!』

晴人はコヨミとを見つめていた

『晴人!』

凛子「早く行こう!」

晴人「お、おう!」