第34章 「金で買えないモノ」
―――公園―――
土屋「…ごめん」
仁藤「…あぁ」
土屋「…ありがと」
仁藤「…あぁ」
土屋は立ち上がった
土屋「ひとーつ!!お金で買えないものー!!それは友情だー!!」
仁藤「ふたーつ!!お前ホント分かってんのかー!!?」
土屋「みーっつ!!その証拠にー!!俺のギター全部やるぞー!!」
仁藤「よーっつ!!いらねぇって!!」
2人は笑い合っていた
瞬平「もう大丈夫ですね。土屋さん」
晴人「あぁ。金で買えないものが分かったんだからな」
土屋「攻介…」
仁藤「ん…?」
土屋「これからもずっと親友でいてくれ」
仁藤「当たり前だろ…」
2人はまた笑いあった
―――面影堂―――
は自室で本を読んでいた
ドタドタドタドタッ!!!
『な、何…!?』
外がやけに騒がしい
バタンッ!!
晴人「!!」
『なななな何!!?』
いきなり晴人が部屋に入ってきた
晴人「お前…!!」
瞬平「グレムリンにキスされてましたよね!?」
『は、はぁ…!?』
晴人「ホントか…?」
『え、いや、あの…///』
は目線を逸らした
晴人「大したことじゃないって言ったよな…」
『だって別に…気にすることでも…!』
瞬平「ちゃんの額にチューしてたんですよ!この目でしっかり見たんですから!」
晴人「へぇ~…額にチューねぇ~…」
『な、何その顔…』
凜子「瞬平くーん!!ちょっと来てー!!」
瞬平「はーい!!」
瞬平は凜子の元へ
『ちょっ…瞬平くん!!』
行ってしまった…
晴人「、何で言わなかった…?」
晴人が子犬に見える…
『まぁ…大したことじゃないし…』
晴人「俺が嫌」
ギュッ…
『は、晴人…!?』
晴人「俺が嫌なんだよ…。そんなの…」
『晴人…?』
晴人「(をあいつに渡してたまるか…)」