第30章 「進化する野獣」
『く…っ!』
一向に数が減らないグール
《ウォータードラゴン!》
『!!』
目の前にウォータードラゴンが
『そっか!ドラゴタイマー!!』
そしてハリケーンドラゴンが現れ、中本とを非難させた
―――面影堂―――
『何で私まで非難させる必要があったのよ!』
晴人「あそこにいたらまた魔力使い切ってたぞ!」
『ちゃんと考えて使ってますー!』
晴人「どうだか」
『晴人~…!』
コヨミ「ほら2人とも、落ち着いて」
凛子「ベルトがないとファントム食べられないんでしょ?」
瞬平「それじゃあ…魔力切れで死んじゃうじゃないですか!」
中本「!!」
『(お、瞬平くんナイス)』
仁藤「わかってる!皆まで言うな…しかもそろそろヤバイ頃なんだよ…」
仁藤はイスに座る
『仁藤さん、目つぶって』
仁藤「え…?」
『私も魔力あんまりあげられないけど…。ないよりマシでしょ』
は弓矢を出して仁藤に向けた
コヨミ「…!」
仁藤「いやいや!ちゃんからもらうわけには…!」
『うるさい。黙ってて』
晴人「、待って」
『何…?』
晴人「プリーズの指輪を使えば…お前に魔力を分けてやれるかもしれない」
仁藤「何…!?」
晴人「コヨミ」
コヨミ「…でも…昨日も使ったばっかりだし…さっきも分身して魔力を消耗してる…。だってこの前…魔力を使い切って…傷が広がってる…。晴人やまで動けなくなったら…」
晴人「大丈夫。少し試してみるだけだ。俺を信じて」
コヨミは頷いて仁藤に指輪を渡した
仁藤「サンキュー、コヨミちゃん」
仁藤は晴人のバックルに手をかざす
《エラー!》
晴人「ダメか…」
仁藤「やっぱキマイラは野獣だからな!与えられたエサなんか食えるか!!ってことかもな」
瞬平「じゃあ…やっぱり晴人さんが仁藤さんの心の中に入って、キマイラを倒すしか…!」
仁藤「だからそれは断る!!俺の中でライバルに死なれるなんて冗談じゃねぇ」
瞬平「何で晴人さんが負けるって決め付けるんですか!!」
仁藤「はぁ?ドラゴンなんてこうなってこうだよ!」
瞬平「ドラゴンの強さを全然分かってない…」
凛子「やめなさい!!」