第29章 「盗まれたベルト」
気がついたら面影堂にいた
どうやら魔力を使いきって気を失ってしたらしい
晴人や凜子ちゃんに真由ちゃんのことを聞いた
真由ちゃんは自分でファントムを押さえ込み、白い魔法使いが現れて連れていってしまったらしい
『そんなことが…あったんだ…』
コヨミ「真由ちゃん…大丈夫かな…」
晴人「戦うって決めたのは真由ちゃん自身だ。他の人には止められないよ」
『まぁ…そうね。私たちが何を言ってもムダね』
輪島「お前たちがそうだったようにか?」
晴人「あぁ…」
『…………』
コヨミ「…白い魔法使い…魔法使い増やしてどうするつもりなんだろう…」
晴人「でもゲートの全てが魔法使いになれるわけじゃない。俺たちは今まで通り、ゲートを守るだけだ」
コヨミ「そうね」
『うん』
輪島「ゲートと言えば…晴人、もう1人のゲートの多香子ちゃん、あの子は大丈夫なのか?」
晴人「あぁ。無事海外の親戚んとこに非難したって」
輪島「そうか。そりゃあよかった」
―――――
少したって瞬平と凛子が来て、使い魔たちにファントムを探しに行かせた
晴人とはコヨミに魔力をあげていた
コヨミ「ありがとう」
晴人「もういいの?」
コヨミ「うん。たくさん魔力をもらっちゃうと2人が戦えなくなっちゃうから」
『気にしなくていいのに…』
瞬平「おーい、ガルーダたち、みんな出かけちゃったよ~」
瞬平は隠れていたゴーレムに向かって言った
凛子「相変わらずみたいね~、ゴーレムくんは」
輪島「まぁ人には向き不向きがあるからなぁ。ファントム探しは苦手でも他に得意なことがあるかもしれんぞ?」
『あるよね~?ゴーレム』
はゴーレムを肩に乗せた
「「「「え!?」」」」
『ん?』
瞬平「あんなに隠れてたのに…」
『あぁ、何かなつかれた』
凛子「そんなあっさり…」
は輪島のいる工場へ
『はい』
ゴーレムを輪島にパス
ゴーレムは工場にある道具をいじりだす
コヨミ「何をするつもりかしら…」