第27章 「学園潜入」
―――中庭―――
真由たちは中庭でお昼ご飯を食べていた
「寮はもう慣れた?」
真由「え…?」
「ほら、集団生活だといろいろ面倒じゃない?」
真由「うん…でも賑やかだから楽しいよ?」
「そっか。帰国してからずっと1人だったもんね」
「ちょっと…」
「あー…ごめんごめんごめん!!あたしとしたことが…ごめんね?」
真由「ううん、大丈夫」
「ねぇねぇ、その卵焼き1つ頂戴!」
真由「いいよ。多香子さん」
「もう、多香子でいいっていつも言ってるでしょ~?」
「そうだよ、私のこともサヤカって呼んでよ!」
真由「ありがとう…!」
晴人、、瞬平はその光景を陰で見ていた
瞬平「ずいぶん印象が違いますね…。すごい演技力…」
晴人「本当にアイツなのかな…。、心読めないのか?」
『目を見ないと読めないよ。触ることもできないし。別人っていう保障も、メデューサだって保障もない今…堂々と目を見たり、触ることはできない…』
晴人「だよなぁ…」
晴人はにドーナツを渡した
瞬平「いつの間に…!」
―――放課後―――
みんなは下校していく
真由「あ…ごめん、忘れ物しちゃった…先に行ってて?」
「わかった!」
瞬平「戻ってきましたよ!!こっち!」
瞬平とを連れて行く
晴人「思い切ってやってみるか」
瞬平「え…?」
『本気…?』
ちょうど真由が前を通り過ぎた
晴人「真由ちゃんだっけ」
真由「…?」
晴人「ずいぶん上手く溶け込んでるんだな」
真由「あなたは…?」
晴人「俺らに気づいてないのも芝居か…?」
真由「芝居…?」
晴人「ゲートの記憶を利用して成りすましてるのか…?それとも…ただ変装して学校に紛れ込んでるのか…」
真由「何なんです…!?今朝もそんなこと言われたんですけど…一体…」
『晴人、その子…!!』
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
晴人「どういうことだ…!」
3人は急いで叫び声のした方に向かった