第18章 「もう一人の魔法使い」
ビーストは圧倒的な強さでファントムを追い詰めた
仁藤《さぁ、メインディッシュだ!》
ビーストはダイスサーベルでファントムを倒し、魔力を吸収した
仁藤《ふぅ~…。ごっつぁん!!》
晴人「お前」
仁藤《ん?》
晴人「ファントムの魔力を食ってんのか?」
仁藤《お前だってそうだろ~?》
晴人「あ?」
仁藤《とぼけるなよっ!ライバルだからって、変な隠し事はみっともないぜ~?》
晴人「ライバル?いや、俺は別に…」
仁藤《いや、皆まで言うな。お前の気持ちはよ~くわかる。クールな顔のその下では、内心焦りまくってんだろ?俺の登場で縄張りが荒らされちゃうんじゃないかって》
晴人「いや。そんなこと全然思ってな…」
仁藤《ま、今回のファントムを先に見つけたのは俺だ。俺が食って当然だ!》
晴人「はぁ…」
仁藤《今日のところは俺が食えたからまだいいが…今度飯を横取りしようとしたら、容赦しないからな!いいな!?》
晴人「………」
仁藤《じゃあ女神様!また会おうな!》
『だから女神じゃないって…!』
仁藤《はっ》
ビーストは飛び去ってしまった
瞬平「何なんですか…?」
凛子「あの魔法使い…」
晴人「てんでわからない…」