第18章 「もう一人の魔法使い」
『はぁ…何で私が…』
実は今…買い出しに来ています
瞬平くんが食べすぎで腹痛を起こしたのです
~♪~♪~♪~
『あれ…晴人からだ…』
ピッ
『はい…』
晴人《あ、?悪い、薬あったわ》
『えぇ~…!そんなぁ~…』
晴人《悪かったな。買いに行かせて。あとでケーキ買ってやるから》
『もう…しょうがないな』
ケーキにつられる私…何て単純なんだ
『帰ろう…』
は何も買わずに家路についた
しかし道端に倒れてる人が
『あの…!大丈夫ですか…!?』
は急いで駆け寄った
「おぉ…!女神…!」
『は、はい…!?』
「ピンチはチャンス…!!」
『(何なの…この人…)』
倒れていた男性はお腹が減っているらしく、は近くのカフェに連れ込んだ
「お待たせしました」
運ばれてきたのは大量のフランクフルト
「ケチャップとマスタードは…」
男性は店員の言葉を止めた
「チッチッチ…」
男性は懐からマヨネーズを出した
「マヨネーズ…?」
「そ!」
男性はマヨネーズをフランクフルト全体にかけた
「いただっきまーす!!」
「…………」
「ん~!!やっぱうま~!!」
「ごゆっくり…」
「あ、あんたも食べてみる?」
「…………」
『(ていうかこれ…私まで変人に見られるのでは…)』
「お前も食うか??」
『いえ…』
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
『!!』
カフェにグールが現れた
『何でここに…!!』
ここにゲートが…!?
は急いで弓矢を構えた
「えぇっ!!?何だよそれ!!」
『早く逃げてください!』
何ゆっくりしてんのこの人!!
ドォンドォンドォン!!!
『晴人!!』
「あーーー!!」
男性のテーブルが崩れ、上にあったフランクフルトは全て食べれなくなってしまった
晴人「大丈夫か」
『うん…』
晴人「おい、ここは危ない。早く逃げろ」
「は!?」
《君が指輪の魔法使い…そして巫女かね》
「魔法使い?巫女?」
晴人「まぁね」
《シャバドゥビタッチヘンシーン》
晴人「変身」
《フレイム プリーズ! ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》
《行け!》
晴人《さぁ、ショータイムだ》