「新テニ×まもロリ」理想のペア、魔法使いとビーチバレー!?
第1章 理想のペア、魔法使いたちとビーチバレー!?
そうして、理想のペアの2人がホテルに戻るときのことでした。木手の後ろに1人、誰かがぶつかってきました。木手が振り返るとビキニの水着を着た美女だったのです。
「Oh! Sorry!」
「………」
水着美女の前で固まる木手と、
「………」
風船ガムを膨らませながら丸井は様子を見ています。
「Are you hurt?」
「ヌーディストビーーーーーチ!」
木手は鼻血を出して気絶してしまいました。
「キテレツゥー!」
と、叫ぶ丸井に、
「Oh No~~!」
ティッシュを出し、木手の鼻血を止めていた水着美女です。
木手が気が付いたときにはホテルの宿泊部屋のベッドの上で、丸井は木手の目が覚めるまでついていました。
「あれ、オレは……」
「よう、キテレツ、起きたか。大丈夫かぁ?」
「ええ。それより今、何時ですか?」
「夕方の5時半だけど。まだみんな戻って来ないみたいだな。どうしたんだろうな」
「確かに遅いですね」
「さーて、お前が目が覚めてホッとしたところでオレもみんなが来るまで横になって休むかー。ふー、ベッドふかふかで気持ち良いだろい」
と、丸井は木手が横になっていたベッドの隣のベッドでうつ伏せになります。そして、そのまま丸井は寝てしまったのでした。