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〔R18〕複雑なカンケイ。

第13章 裏切りと解決


岩崎「…落ち着いたか?」
奈々「…うん。…ありがとう。」
そう言って私にコーヒーを入れてくれた。

私は妙に落ち着いて岩崎さんにこう言った。
奈々「巻き込んでごめんなさい…。事件も解決したし…私はここ…出るね。今までありがとう。」
岩崎「おい、ちょ、待てって!」
奈々「…迷惑かけてごめんね…。」
そう言ってリビングを離れようとしたその時。
岩崎「落ち着けって、俺の話を聞け!」
そう言って腕を掴まれた。
岩崎「迷惑だなんて1度も思ってない。それに…ここにいてくれないか…」
奈々「…えっ?」
私は驚きながら岩崎さんの顔を見る。
腕を引かれてソファに座る。
岩崎「…これからどうするつもりだ。旦那の事も含めて」
奈々「……もう…関わりたくないよ…怖くて…」
岩崎「…2人でいたあの部屋に1人で戻るつもりか」
奈々「…あそこにはもう居たくない。思い出したくないから…辛いから…。だから引き払ってどこかに引っ越すよ。」
岩崎「……だったらここにいてくれないか。……嫌か?」
奈々「…ここに?一緒…に?」
岩崎「そうだ。…少し考えてみてくれないか。」
奈々「…わかったで………考えてみる」

その後、私は不安が消えなくて岩崎さんにお願いをして一緒にお風呂に入り一緒に寝た。

夜中に何度も目が覚めた。
不安と恐怖が襲ってきて眠れない…身体は疲れているのに…。
私は静かにベッドから降りてリビングへ向かった。
窓際に座り込み、星を眺めていた。
星が綺麗で、何も考えなくても良いから落ち着く。
すると後ろから岩崎さんが、あの日のようにカーディガンを渡しに来てくれた。
あの日と違うのは、そのまま後ろから抱きしめて、しばらく2人で星を眺めたこと。

そしてやっと眠りにつけたーーーーー。


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