第8章 交じり合ったその後で…
3人でリビングに座る。
奈々「私、お茶入れてくるね」
そう言って私はキッチンへと向かった。
透「……なんだか岩崎さんの奥さんみたいですね(笑)」
岩崎「…はははっ(笑)何言ってんだよ、お前の奥さんだろ?(笑)」
透「そうですよね(笑)何言ってんだろ俺…(笑)」
そう言って透は苦笑いしていた。
岩崎「しかし、花谷、いい奥さん捕まえたな!歳の差結構あるだろ?」
透「えへへ…ありがとうございます。歳は…18離れてますけど(笑)」
岩崎「18!そんな離れてたのか。お前らはあんまり年齢差を感じないな(笑)」
透「奈々がイマドキの子っていうタイプじゃなくて落ち着いているので…俺もあまり年齢差感じないんですよ。それはそうと、奈々、ちゃんと手伝いとかしてます?ご迷惑かけてないですか?」
岩崎「おう、よくやってくれてるよ。家事をしてくれるのは助かる。」
透「そうですか…よかった…。」
どこか不安げな顔で俯いた。
奈々「…おまたせしました〜。透?どうしたの俯いて…」
透「いや、何でもない。気にしないで」
奈々「…そう?」
岩崎「俺がいると邪魔だな(笑)久しぶりに2人でゆっくりしていけ。俺は隣の部屋にいるから」
透「ありがとうございます。」
そう言って岩崎さんは部屋を出た。
透が私を抱きしめる。
透「元気そうでよかった…」
この感覚が久しぶりだった。
透の温もり。そして安心感。
心が暖かくなった。
奈々「うん…」
しばらく抱き合った後、透からあることを聞かれた。
透「あのさ…半年前のことなんだけど…」
やはり半年前のゲームが気がかりだったようだ。
透は、あのゲームが終わってからと言うもの、2人でsexしてもどこか上の空な私を見ていて不安だったと打ち明けた。
奈々「…ごめんっ…不安にさせてたなんて…」
透「正直に話して欲しい。あれからあの2人とは…その…したの…か?」