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〔R18〕複雑なカンケイ。

第6章 2人だけの部屋


奈々「おじゃまします…」
奈々(うわぁ…何ココ…広い…さすが次期社長…)

岩崎さんの部屋はマンションの上層階。
何部屋あるのか数えたくなるほどだった。

奈々「すごいなぁ…」
本心が漏れる。

岩崎「今日からここがお前の家だと思って緊張せずくつろいでいてくれ」
奈々「あっ…ありがとうございます。」
岩崎「花谷、必要なものあるか?」

そう言われてハッと思い出した。
身一つで来てしまった為、服やら下着やら必要なものが何もなかった…。
奈々「あの…ーーーーー」
岩崎さんに身一つで来てしまったことと、必要なものはネットで済ませるので大丈夫だと伝えた。
岩崎「そうか。わかった。」

そう言って私は岩崎さんのパソコンを借りて必要最低限のものを購入した。

その夜のこと。
岩崎さんは先にお風呂を済ませ、私にこう言った。
岩崎「花谷、風呂入ってこいよ。疲れたろ?タオルは適当に使っていいから。」
奈々「はい…ありがとうございます。では、お言葉に甘えて…」

そう言って私は浴室へ向かった。
浴室も広く、少し…なんていうか…ハレンチな…浴室だった。
ガラス張りでいかにも海外の映画に出てきそうなもの。
奈々(恥ずかしいな…)
そう思いながらも私は汗を流す。
奈々(あっ、岩崎さんの匂いがする…)
仕事の時、いつもいい匂いのする人だなとは思っていたけど。
バス用品もいい匂いだ…
不思議な気持ちになる。

私はゆっくりと湯船に浸かり、長い1日の疲れを溶かした。

この後、何が起きるかも知らずに…。

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