• テキストサイズ

紅い狼【BLEACH】

第11章 空白


『格子越しってなんか話しずらいね』



苦笑いをしながら格子をすり抜けルキアの前に立つ




「…!相変わらずというかなんと言うか…紫陽花さんは紫陽花さんですね」



『そう?まあ私は私だよ。ルキア……待っててね?』



「!?」



壊牙の言葉に目を見張るルキア



「ですが…!それは紫陽花さんの…」



『私の?いいじゃない、家なんて。』



「え?」



『アナタ達朽木家やらと違って私達は自由なの。それに、………もし不自由でも私は私のしたいようにするわ』



そう言いニシシと笑う壊牙



「……紫陽花さんはすごいですね…私にはそんなことできません…」



『そう?…でも私もルキアみたいにはできないよ。』



遠いところを見つめぽつりと言う



「紫陽花…さん?」



『……ルキア、待っててね?』



「……ありがとう、…ございます…」



『また来る!ばいば〜い♪』










─────










『"私みたい"…か、できっこないよ…………紫陽花…会いたいなぁ…』



独り呟き空を仰いだ


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp