• テキストサイズ

紅い狼【BLEACH】

第8章 行方不明ノ死神


休み時間、ルキアは一護に連れられ渡り廊下に居た





「おい、ルキア!!んだよお前そんな死人みてぇな顔して……それにアイツ誰だよ!お前の事知ってるっつーことはアイツも死神か?」





矢継ぎ早に質問する一護にルキアは応えた





「……あの方は、……"死神の死神"だ…!!」

「死神の死神?」

「あぁ、紫陽花さんは死神だが、本職は"死神を殺す"ことだ…!!」

「それがなんでお前がビビってんだよ、なんかしたのか?」

「私はお前に死神の力を譲渡した…これは"重罪"なのだ…!」

「!で、でもお前は俺の家族を助けるために…「そんなことは関係ないのだ!」」

『そう、そんなことだと思ってました♡』

「「!?」」





突如現れた壊牙に驚く2人





「ま、待ってく『でも、』……?」





一護は自分を遮った壊牙のセリフの続きを待つ





『…………』





壊牙は何も言わずルキアに近づく





一護は間に入ろうとするが体が"拒絶"し動かない



それを横目にルキアは身構える



壊牙はルキアの目の前で止まり言った





『私には"そんな死神のルール"なんて関係ない』





「「!?」」





壊牙の言葉に瞠目する2人





『ふふっ、だって私が"消す"のは私が"危険"って思った上で許可をとった人だけだから』



「なら、こいつを見逃してくれるのか?」



『うん?見逃すも何も、私は別に生存確認しに来ただけだし』





2人は黙り込む





『ほーら?授業始まるよー?…ってももうすぐ虚来そうだし授業行かないか?"死神代行"さん?』

「虚?でも、まだ「来た」え?」

「何度も言わすな莫迦者、虚だ。行くぞ」





そう言いルキアは手袋を嵌め一護を死神にする





『仕方ない、体保健室持ってくね〜?』

「あ、ありがとうございます紫陽花さん…!」

「お、おうっ、サンキューな!」


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp