第5章 紅狼ト云ウ狼
必ず………
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「それでもと言うなら"紅狼家"に行って頂きます。」
『紅狼、家?ワタシの名前?』
「ええ、恐らく…アナタの本当の家族っス。」
『……おかさんとおとさんじゃない、おかさんとおとさん…?』
「ハイ。行きますね?」
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『少し早いけど………』
ズアッ
── 十番隊 隊舎 ──
「「!?」」
「隊長………」
「あぁ、例の奴だ。行くぞ松本」
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『やっと来た。ちょっと遅いんじゃなぁい?』
「わざと霊圧を放ったのか、お前は誰だ」
『私は 壊牙。紅狼壊牙』
「!あらま、苗字一緒じゃない」
『私は母に会うために居場所を知らせた。』
そう言い振り向いた壊牙の美貌に2人は固まる
『連れて行ってよ』
「………来い」