第6章 カロス地方の思い出
戦いが終わり
私とカルムは近くの岩に腰掛けた
「…どこがとは言えないけど、君と俺…似ているかもな…だから負けたくなかったんだ!…でも、それって同じ部分がいっぱいあるって事だし恋人として嬉しいよ」
カルムは私の手の甲にキスをすると
「俺…改めて君を恋人であり、ライバルにするよ…もちろんライバルである以上何処までも強くあってほしい」
そして抱きしめてくる
心なしかカルムが震えているように感じる
「もちろん、俺とポケモン…もっともっと強くなってみせる!君と同じ絆の力…俺達だって使いこなす!」
そう言うと彼は微笑むと
「ほら!ポケモンリーグだって軽く突破してきなよ!」
「うん、またね…カルム」
大好きだよ
心の中でつぶやいて
私は彼のほっぺに軽くキスをすると
先に進んだ
ポケモンリーグは今まで旅をした地方よりも大きくてきれいな建物だった
チャンピオンってどんな人なんだろう
そう思いつつ中に入っていった