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生まれ変わった後に

第6章 カロス地方の思い出


レンリタウンは大きな滝の隣にある街だ
ここって遠い地方と繋がってる駅もあるんだよね
私はプラターヌ博士を待っている間、ベンチに座って滝を眺めていた

「やあ、待たせたね」
博士は苦笑しながら言った
「…フラダリさんの事、君に謝らなければならない…本当に申し訳なかった…そして、ありがとう!世界のポケモンやみんなの事…心から感謝してるよ」
何も…博士が悪いわけでは無かったのに
それに、未だにフラダリさんの生死は分からないまま
私は…昨日の戦いの後、考えたくなくて必死に忘れようとしてた
博士はその事を知ってか知らずか
「…フレア団を止めた事で君はフラダリさんも救ったんだ…彼が美しい世界を望んでいたのは知っていた…ポケモンも人も増え続けると世界は行き詰るかもしれない…その時、誰かが欲張れば他の誰かの取り分は減る…だけどね?そんなやり方では…最後はモノがなくなり、奪う事すら出来なくなるよね…」
フラダリさんは本当に救われたのだろうか…?
私達の単なる思い込みでは無いのだろうか…?
だとしたら…私は救われた気がした
「己のエゴを捨ててすべてを導き、高め合う真の進路を追い求めるよう、意見をぶつけ合わなかった僕の責任でもあるんだな」
博士はそう言うと私の方に近づいてくる
「さてと、氷空…君達が旅で得た旅のすべてを僕にぶつけるのだ!」
そう言うと博士はフシギバナを出してくる
「はい!」
私もモンスターボールを取り出した
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