第6章 カロス地方の思い出
ヒヨクシティジムは緑の豊かなジムだった
「おう!来なすったか私が、ジムリーダーのフクジ」
フクジさんは元気なお爺さんだ
「で、どうだったかな?真っ直ぐ伸びた草木を集めて作った草のアスレチックは…君が感じた気持ちが私のジムリーダーとしての強さ何だが、試すかい?」
そう言うとフクジさんはポケモンを繰り出す
私もマフォクシーを繰り出した
相手はワタッコか
「マフォクシー!遠吠え!それから、マジカルフレイム!」
ワタッコはふわふわと浮いて避ける
マジカルフレイムの熱風で避けたか
だったら
「マフォクシー!狙いを定めて、上と左右にマジカルフレイム!」
熱風を利用してワタッコは床に下すと
「とどめのマジカルフレイム!」
私はマフォクシーに止めの一撃を指示した
フクジさんは満足したように微笑むと
「ポケモンは君を信じる、君はポケモンを信じる…胸のすく勝負だったよ。さあさ、勝利の証…プラントバッジだよ」
「ありがとうございます!!」
私はバッジケースの中にしまうと
「君も大きくなったね氷空ちゃん」
そう言うとフクジさんは頭を撫でる
「え?」
フクジさんの息子と私の両親は友達同士だったらしい
私達3人兄弟の事も知っていた
「双子のお兄さん達は元気かな?」
「はい!」
「そうかそうか」
私とフクジさんはカルム君が挑戦しに来るまで話していた
「あっカルム君!!じゃあ、フクジさん!今度イッシュにも遊びに来てください!」
「ああ、御両親のお墓参りに寄らせてもらうよ」
私は自然の滑り台を滑ってジムを後にした