第23章 ホウエン地方上陸
数日後…
「この人…ポケモンのワザ構成がいまいちね…攻撃だけだといざという時に使えない時があるからバランスよく…」
私は休憩時間にバトルフロンティアの海岸で各フロンティアトレーナーのバトルスタイルや手持ちポケモンのワザ構成などを見ていた
今頃インゴさんはフロンティアブレーンの人たちと仕事中だろう
そう思いながら昨日支給されたポケモンマルチナビの方を見る
デボンコーポレーションっていろんなものを開発しているな
「さてと、休憩終了っとフロンティアトレーナーの育成に戻りますか!」
私は時運の手持ちを取り出すとすぐ近くで卵孵化をしているトレーナー達の方に歩いていく
数日で前より腕も動かしやすくなったから体が軽く感じる
今日も温泉行くかな…
「この後のトレーニングは…」
私はトレーナー一人一人に指示を出すとリーダーを呼び出す
…実の所、この人が一番厄介なのよね
この間、模擬戦を見ていたんだけど
手持ちのポケモン達が彼を見ると怯えているし
どんな理由であれ1回でも負けたポケモンは捨てるし
あれじゃあ育つポケモンも育たない
前にリラさんには告げておいていた事を実行しようかな
「ちょっと私とポケモンバトルしてみませんか?」
私はニッコリ笑いながらそう告げると
周りのトレーナー達がざわつく中、リラさんに使用許可を貰ったバトルフィールドに向かう
しかも、私の得意なローテーションバトルの
「氷空さん…いや、サブウェイマスター…どう言う事ですか?」
「どう言う事って…見てわかるでしょ?バトルフィールド」
私はそう言うとサーナイトとシャンデラとバチュルを繰り出す
相手は困惑しながらガブリアスとメタグロスとホエルオーを繰り出してくる
私は相手のポケモン達の様子をみると首を横に振って相手の目を見ると
「やめた…君はポケモンの事を何もわかっていない」
そう言ってポケモン達をボールに戻し始める
「何もわかっていないって‥どう言う事ですか!」
「その言葉通りよ…それが分かるまではポケモントレーナー失格ね」
そう言って彼のポケモン達それぞれに傷薬をぬっていく
普通にポケモンバトルしただけではありえない傷が多く、相当ポケモンに無理させていたことが分かる
周りのトレーナー達も近づいて来て私達の事を手伝い始める