第23章 ホウエン地方上陸
バトルタワーに到着するとフロンティアトレーナーのリストとレンタルポケモンのリストが配られる
粗方のこれからの作業について説明を受けると
「氷空さんとインゴさんには早速フロンティアトレーナーの代表と顔合わせだけでも行いたいと思います」
リラさんはそう言いながら私達の方に来るととある部屋に案内される
中には7人のポケモントレーナーが立っていた
「初めましてイッシュ地方から来ましたサブウェイマスターの氷空です…隣にいるのはウノヴァ地方から来ましたサブウェイボスのインゴさんです」
私は挨拶をするとリラさんが少し前に出て
「基本的にインゴさんと氷空さんの指示のもと、トレーナーの育成を行ってください。二人は明日から私達と共にレンタルポケモンの健康チェックなどを手伝いつつトレーナーの育成をお願いします。」
私とインゴさんは軽く会釈をすると解散になった
明日から実際の業務になるらしい
時計を見ると丁度15時だった
「この後ドウシマスカ?氷空」
「う~んフエンタウンに行って温泉に入りに行こうかな」
早く後遺症も直したいしというとインゴさんもついてくる
私はクスッと笑うと
「なっ何デスカ」
「何でもないインゴ兄さん」
ふざけて言うとインゴさんは手に持っていた煙草を落してしまう
私はちらっと顔を見ると
「その呼び方…久しぶりにキキマシタ…」
そういって懐かしそうにこちらを見て頭を撫でてくる
サブウェイマスターになってからはインゴさんとエメットさんの事を兄さんってよんでないからね
私はボールを両手で投げるとピジョットを出す
「早く温泉に行きましょう!インゴ兄さん」
「そうデスネ」
インゴさんは照れた様に言うと一緒にピジョットに乗ると大空に飛び上る
そして、火山の近くにある町…フエンタウンに向かって行った