第20章 ポケモンワールドトーナメント
「そんな事があったのですか」
「そうなのよノボリ兄さん…だから今後も警戒して業務を行わないと…ってクダリ兄さん?」
「Zzz…」
クダリ兄さんは机に突っ伏して寝ていた
しかも、今月末に提出予定の決算書類をよだれで汚しながら
「クダリ兄さんったらもう…」
私は自分の机の上にあった辞書を片手にクダリ兄さんの方に歩いていくと
ゴチン!と思い切り辞書の角でクダリ兄さんの頭を殴った
景気のいい音が立ち…丁度廊下に居たカルムとクラウドが執務室に駆けつけてくる
「痛い!何するんだよ!氷空」
「頭殴ってしまいすみません。でも、人が大事な話をしている時に寝ているからいけないんですよクダリ兄さん…」
私はそう言いながらクダリ兄さんが汚してしまった書類のコピーを渡す
「氷空、クダリを叱るのはそれくらいにしてくださいまし」
「はーい」
私はそう言うとさっきの話を始めた
「丁度カルムとクラウドもここにいるから初めから説明します…」
私は二人に説明をするとノボリ兄さんが話し始める
「特に4日後のPWTの開催に合わせて各地方から電車でこちらに来る事が予想されていますのでイッシュ中の各駅の警備強化に努める事を優先して業務に当たって下さい」
私達は頷くと解散になる
クラウドとカルムも業務に戻って行った