第19章 プラズマ団と新たな旅立ち
「ポケモンの盗難事件数件と暴行事件ですか…最近はイッシュ各地で治安が悪くなってきましたね」
ノボリ兄さんはため息をつくと
「どうする?ノボリ兄さん、氷空」
クダリ兄さんはニッコリ笑いながら聞いてくる
「そんなの決まっているじゃない…ねえ、ノボリ兄さん」
「ええ、警備強化と私達含めて休日以外の手の空いている鉄道員は駅構内の見回りを一層徹底しましょう」
ノボリ兄さんはそう言うと各部署に連絡を入れ始めた
カルムは急いで駅員室に向かって行くと
私も執務室に置いてある予備のコートを着て兄さん達を手伝い始めた
明日からさらに忙しくなりそうだと思いつつ
「クダリ兄さん、ポスター出来ました。確認お願いします」
「…これ良い!すっごくいいよ氷空!」
ポケモンの盗難を防止する為のポスターをクダリ兄さんは見ている
「では、私のシャンデラとゾロアークに貼って来てもらいましょうか」
私はそれぞれのモンスターボールを取り出すと2匹を繰り出した
「ゾロアーク、イリュージョンで私の姿になってシャンデラと一緒にこのポスターを貼って来てくれる?シャンデラもお願いします」
2匹は頷くと急いで貼りに向かった
それを見届けた後、私も自分あてに来たメールを読み始める
すると、カロスチャンピオンのカルネさんからのメールが来ていた